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ブログ管理人のまさぴよです



普通二輪免許で乗ることのできるアドベンチャーバイクを比較するよ
ホンダNX400とKTM 390 Adventure Rとは?
- ホンダNX400:ホンダのクロスオーバーモデル「400X」の後継機種として登場したバイクです。洗練されたデザインと扱いやすい走行性能を両立しており、街乗りからツーリングまで幅広いシーンで快適な走りを実現します。
- KTM 390 Adventure R:KTMのレーシングDNAを受け継いだ本格的なオフロード志向のアドベンチャーバイクです。軽量な車体とパワフルな単気筒エンジン、そしてロングストロークサスペンションと大径ホイールにより、未舗装路や荒れた路面でも高い走破性を発揮します。
2. モデルの比較
【コンセプト】街乗りからツーリングを快適にこなすNX400、冒険を求めて未舗装路も走破する390 Adventure R
ホンダ NX400とKTM 390 Adventure Rは、どちらも普通二輪免許で乗れるアドベンチャーバイクという共通点を持っていますが、そのコンセプトは全く異なります。
NX400は、ホンダが長年培ってきた「扱いやすさ」と「汎用性」を追求したモデルです。日常の通勤・通学から、週末のツーリングまで、幅広いシーンでライダーを快適にサポートします。特に、前身モデルである400Xの優れたロード性能を引き継ぎながら、スタイリッシュなデザインと最新の電子制御を装備。アスファルトの上を軽快に駆け抜け、目的地までの道のりをスムーズに楽しむことに主眼が置かれています。


一方、390 Adventure Rは、KTMの「READY TO RACE(レースへの準備はできている)」というブランド哲学を体現したモデルです。ラリーマシンから受け継いだアグレッシブなスタイリングと、本格的なオフロード走行を視野に入れた装備が特徴。未舗装路や荒れた路面でも、ライダーが安心して走り続けられるような高い走破性を備えており、文字通り「冒険」を楽しむために生まれてきたバイクと言えるでしょう。


【スペック比較】
項目 | ホンダ NX400 | KTM 390 Adventure R |
エンジン形式 | 水冷4ストロークDOHC直列2気筒 | 水冷4ストローク単気筒 |
総排気量 | 399cc | 398.7cc |
最高出力 | 34kW (46PS) / 8,650rpm | 32kW (45PS) / 9,500rpm |
最大トルク | 38N・m / 6,500rpm | 39N・m / 7,000rpm |
燃料タンク容量 | 17L | 14L |
シート高 | 800mm | 870mm |
車両重量 | 196kg | 176kg |
タイヤサイズ (F) | 110/80R-19 | 90/90R-21 |
タイヤサイズ (R) | 160/60R-17 | 140/80R-18 |
価格 (税込) | 891,000円 | 979,000円 |
【デザイン】都会的で洗練されたNX400、オフロードのDNAを継ぐアグレッシブな390 Adventure R
NX400は、近年のホンダ車に共通するシャープで洗練されたデザインが目を引きます。特に、LEDヘッドライトからリアにかけて流れるようなラインは、都会的な雰囲気を醸し出しており、ファッションの一部としても楽しむことができます。アップライトなライディングポジションと相まって、長時間の移動でも疲れにくい、快適なツアラーとしての資質を強く感じさせます。
一方、390 Adventure Rは、見るからにオフロードバイクです。無駄を削ぎ落とした軽量なボディに、張り出したシュラウド、鋭いエッジの効いたデザインは、KTMのレーシングDNAを色濃く反映しています。高い最低地上高と、フロント21インチ・リア18インチの大径ホイールが、そのオフロード性能を物語っています。
【走行性能】安定感とスムーズさが魅力のNX400、軽快さと走破性に優れる390 Adventure R
NX400の強みは、そのエンジン特性にあります。並列2気筒エンジンは、低回転からスムーズにトルクを発生させ、力強い加速を実現します。特に、街中でのストップアンドゴーや、ワインディングロードでの再加速など、扱いやすさが光ります。加えて、19インチのフロントホイールがもたらす安定感は抜群で、初心者からベテランまで安心してコーナーを駆け抜けることができます。
390 Adventure Rは、単気筒エンジンならではのトルクと、軽量な車体がもたらす軽快さが魅力です。オフロードでのグリップ力を最大限に引き出すため、フロントに21インチ、リアに18インチのホイールを装備。さらに、サスペンションのストローク量も長く、荒れた路面でも衝撃を吸収し、高い走破性を発揮します。
【足つき性】安心感のあるNX400、本格派ゆえに高めの390 Adventure R
バイク選びにおいて、シート高は重要な要素です。NX400のシート高は800mmと、日本人ライダーにとって非常に扱いやすい設定です。信号待ちや駐車時など、両足が地面にしっかりと届く安心感は、特に初心者にとって大きなメリットとなります。
390 Adventure Rのシート高は870mmと、NX400に比べてかなり高めです。これは、オフロードでの走破性を確保するためのもので、ロングストロークサスペンションと大径ホイールの影響です。身長によっては片足のつま先立ちになる可能性があり、購入前に必ず試乗して足つき性を確認することをおすすめします。
【電子制御】ライダーをサポートする最新装備
どちらのモデルも、最新の電子制御がライダーを強力にサポートします。NX400には、滑りやすい路面での後輪の空転を抑える「トラクションコントロール(HSTC)」が標準装備されています。また、5インチフルカラーTFTメーターには、スマートフォン連携システム「Honda RoadSync」が搭載され、ナビゲーションや通話、音楽再生などの機能を利用できます。
390 Adventure Rは、トラクションコントロールやコーナリングABSなど、より高性能な電子制御を搭載しています。特に、コーナリングABSは、車体の傾きを感知してブレーキの効きを最適に制御するもので、安全性を高める上で非常に有効です。
まとめ
ホンダ NX400とKTM 390 Adventure Rは、同じカテゴリーに属しながら、全く異なる個性を持つバイクです。
NX400は、普段使いからツーリングまで、バイクを生活の一部として楽しみたいライダーに最適です。街中での扱いやすさ、高速道路での安定した走り、そしてツーリングでの快適性を求めるなら、NX400は最高のパートナーとなるでしょう。
一方、390 Adventure Rは、バイクに乗ることを「冒険」と捉え、未舗装路や林道に積極的にチャレンジしたいライダーにおすすめです。オフロードでの高い走破性、軽量な車体、そしてレーシーなスタイリングは、ライダーの冒険心を刺激してくれます。
どちらのモデルを選ぶかは、あなたのバイクライフがどんなものかによって決まります。NX400は「快適な旅」を、390 Adventure Rは「スリリングな冒険」を約束してくれるでしょう。
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