電子制御機能
「N-VAN e:」は、ホンダのベストセラーになっている軽自動車「N」シリーズにラインナップされている「N-VAN」をベースにした電気自動車(EV)です。ベース車両を既存のものにすることでコストを抑えていますが、乗り心地や走行性能はまるで違うものになっています。EVならではの静粛性やトルクフルな加速が楽しめます。また、ホンダの先進技術「Honda e: TECHNOLOGY」を採用しており、環境性能や安全性能も高いレベルで実現しています。
「N-VAN e:」の一充電での航続距離は、WLTCモードで210kmを目指して開発を進めています。これなら、リアルワールドでも150kmは走れそうです。また、充電サポートアイテムとして、さまざまな充電環境に合わせて選べるように7mと15mの長さを設定した「充電ケーブル」や、AC100Vコンセントからの充電が可能となる「100V充電用アダプター」を用意しています。充電時間は、50kWの急速充電で約30分、6kWの普通充電で約5時間です。
「N-VAN e:」は、運転支援に関する装備も充実しています。衝突軽減ブレーキや車線逸脱防止など基本的なもの、法的に義務化されているものは装備していますが、自動運転支援に関するものは搭載しないようです。基本的には近距離使用、それも商用なので想定内です。
価格
「N-VAN e:」の価格は、補助金を含めて100万円台を目指しているとのことです。これはすごい価格設定だと思います。現在の軽自動車は100万円くらいするので、EVがガソリン車より安いならバカ売れすること間違いないと思います。
また、軽商用バンは4ナンバーのみ取得可能なので、軽自動車税の負担が軽減されます。初回の有効期限は3年間から2年間となりますが、2回目以降の車検は2年間と通常の軽自動車に比べコストパフォーマンスに優れています。
・e:L2:助手席側シートをなくし、より低床化。積載性と乗降しやすさを高めたモデル。
N-VAN e: 先行情報|Honda公式サイト
・e: L4:たのもしい道具として機能性と安全性を追求したスタンダードモデル。
N-VAN e: 先行情報|Honda公式サイト
・e: FUN:仕事にもレジャーにもなじむ。フレンドリーなスタイルとナチュラルな室内空間。
N-VAN e: 先行情報|Honda公式サイト
アクセサリー
「N-VAN e:」には、純正アクセサリーも豊富に用意されています。エクステリアには、Honda e: TECHNOLOGYロゴをあしらった「デカール クォーターウインドウ」やEVの文字が目を引く「デカール EV」を設定します。
インテリアには、環境負荷ゼロ社会実現に向けた取り組みとして、リサイクルPET素材のサステナブル素材を採用した「フロアカーペットマット」をN-VAN e:から新たに設定します。また、屋外での充電シーンでは「ポートリッドカバー」が充電中のポート内の汚れを防ぎます⁸。
さらに、クルマからAC給電が可能な「AC外部給電器(Honda Power Supply Connecter)」を使用することで、最大1500Wの家電製品の使用が可能となり、レジャーや万が一の際の備えとしても安心・便利にお使いいただけます⁸。この給電器は、使用済み自動車のバンパーをリサイクルした「バンパーリサイクル材」をフロントグリルなどに使用しています⁹。環境にも配慮した素晴らしいアイテムですね。
まとめ
以上、ホンダの新型軽商用EV「N-VAN e:」について紹介しました。この車は、商売にも趣味にも最適な一台です。EVならではの特徴や純正アクセサリーなども豊富に用意されています。
価格も100万円台という驚きの設定です。発売時期は2024年春の予定ですが、当面は法人向け販売のみになるとのことです。
個人向け販売も予定しているようですので、ぜひチェックしてみてください。
コメント
コメント一覧 (2件)
ホンダはいつも独創的な車を作るので、興味を持ってみています。このN-VAN:eの2人乗りも荷室を長くとれる様、長尺物を載せるため前後2席と、従来の発想を変えた配置に感心しました。写真では左側センターピラーがないのですが、トヨタ・ダイハツの特許が切れ、早速採用したのでしょうか?
ただ一つの心配は、商用車でFFです。常時貨物最大で運搬するのは少ないと踏んで、常識外れの形態を採ったのでしょうね。多少タイヤが摩耗しても問題ないと考えたとしましょう。それとも将来4wdを考えてのことでしょうか?
何かしらピラーレスに関する技術が違うんでしょうかね?前後2席に割り切るあたりユーザーが絞られそうですが、市場での受けが気になりますね。