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ブログ管理人のまさぴよです
スズキから新発売されたクロスオーバー「GSX-S1000GX」
このバイクの特徴をまとめてみたよ
スズキ・新型クロスオーバーバイク「GSX-S1000GX」とは?
スズキから発表されたばかりの新型クロスオーバーバイク「GSX-S1000GX」には、スポーツツアラーとアドベンチャーを融合させた、至高のスポーツクロスオーバーというコンセプトのもとに開発されたモデルです。では、どんなバイクなのか、その魅力をご紹介します。
「GSX-S1000GX」は、スズキのスポーツツアラー「GSX-S1000」シリーズのエンジンやフレームをベースにしていますが、ツーリング性能を向上させる新技術と装備を採用しています。スタイリングは、スポーツバイク並みの性能を体現したアグレッシブな外観シルエットに、ツーリングでの快適性を追求したアップライトな乗車姿勢をモダンに組み合わせたデザインとなっています。2024年1月25日から販売されています。
デザイン
「GSX-S1000GX」のデザインは、スズキのスポーツモデルのヘリテージを感じさせるものとなっています。フロントマスクは、LEDの縦型2灯ヘッドライトに加え、左右には美しいフェイスラインを際立てるポジションランプも備わっています。スポーティなハーフカウルは、走行風からの保護を最大限に高め、長距離を高速で移動する際のライダーの疲労を軽減してくれます。
また、ウインドスクリーンは3段階の高さ調整が可能です。サイドカウルは、エンジンやシートレールを露出させることで機能美を演出しています。タンクは、19Lの大容量で、ライダーの腕と膝がしっかりとホールドされる形状です。シートは、ライダーシート・タンデムシートをそれぞれ15mm・10mm厚くすることで、快適性を向上させています。リアキャリアは、荷物の積載に便利で、オプションのトップケースやサイドケースを取り付けることができます。
製品概要 | GSX-S1000GX | 二輪車 | スズキ (suzuki.co.jp)
カラーバリエーションは、メタリックトリトンブルー、パールマットシャドウグリーン、グラススパークルブラックの3色です。
製品概要 | GSX-S1000GX | 二輪車 | スズキ (suzuki.co.jp)
スペック
「GSX-S1000GX」のスペックは、スポーツライディングに必要な動力性能と、ツーリングでの安定性と快適性を両立させたものとなっています。
エンジンは、999ccの水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒で、最高出力は110kW(150PS)/11000rpm、最大トルクは105N・m/9250rpmです。電子制御スロットルにより、出力特性を3段階から選択することができます。
また、双方向クイックシフトシステムにより、クラッチやスロットルを操作せずにシフトアップ/ダウンが可能です。足まわりは、様々な路面状況に対応するため、前後ともそれぞれストローク量が延長されています。最低地上高は155mmで、オフロード走行にも対応できます。
サスペンションは、スズキ初の電子制御式セミアクティブサスペンション「SAES(スズキ・アドバンスド・エレクトロニック・サスペンション・システム)」を採用しています。これは、速度や路面状況、ブレーキ操作による車両の姿勢変化に応じて、電子的にサスペンションの減衰量やプリロードを制御するシステムです。
製品概要 | GSX-S1000GX | 二輪車 | スズキ (suzuki.co.jp)
さらに、このSAESに、IMU等のデータを組み合わせることで、凸凹路面を検知し、サスペンションの制御量を自動で切り替えるスズキの独自プログラム、スズキロードアダプティブスタビライゼーション(SRAS)を開発・搭載しています。これにより、未舗装路での振動を抑えたスムーズな乗り心地と、オンロードでのダイナミックなスポーツ走行の両立が可能となっています。ブレーキは、コーナーに傾いたときにもABSを作動させることができるモーショントラックブレーキシステムや、下り坂でのブレーキング時にリヤタイヤのリフトを抑制するスロープディペンデントコントロールなどの機能を備えています。
メーターは、6.5インチのフルカラーTFTマルチインフォメーションディスプレイで、スマートフォンとの接続も可能です。
製品概要 | GSX-S1000GX | 二輪車 | スズキ (suzuki.co.jp)
スズキ GSX1000GXのスペックを表にしました。
項目 | スペック |
---|---|
全長×全幅×全高 | 2150×925×1350mm |
ホイールベース | 1470mm |
最低地上高 | 155mm |
シート高 | 845mm |
車両重量 | 232kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 |
総排気量 | 999cc |
ボア×ストローク | 73.4×59.0mm |
圧縮比 | 12.8 |
最高出力 | 110kW(150PS)/11000rpm |
最大トルク | 105N・m/9250rpm |
燃料タンク容量 | 19L |
変速機形式 | 6速リターン |
ブレーキ形式(前・後) | ダブルディスク・シングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17M/C (58W)・190/50ZR17M/C (73W) |
燃料消費率(WMTCモード) | 17.0km/L |
電子制御
「GSX-S1000GX」とは、スポーツツアラーとアドベンチャーを融合させた、スズキの新たなカテゴリーのバイクです。スポーツ走行も長旅も存分に楽しめる、至高のスポーツクロスオーバーというコンセプトで開発されました。
では、この「GSX-S1000GX」の魅力はどこにあるのでしょうか?その答えは、多くの電子制御システムにあります。このバイクは、スズキの最新の技術と装備が満載で、快適性とパフォーマンスを高いレベルで提供してくれます。その中でも特に注目すべき電子制御システムをご紹介します。
1. スズキインテリジェントライドシステム(S.I.R.S.)
スズキインテリジェントライドシステム(S.I.R.S.)とは、スズキの電子制御システムの総称です。このシステムは、以下のような機能を備えています。
- SDMS-α(スズキドライブモードセレクター・アルファ):統合ライディングモード
- 以下の3つの電子制御システムを統合コントロール
- パワーモードセレクター:3つの走行モードから任意のモードを選択し、エンジン制御マップの切替えが可能。最高出力は変わらず、出力フィーリングの違いを体感できるように設定。天候や、路面状況における様々な状況や、ライダーの好みに応じたモードを選択することでライディングをサポート。
- スマートT.L.R . (トラクション、リフト、ロールトルク)コントロール:リアタイヤのスリップを検知してエンジン出力を制御するトラクションコントロール、前輪のリフトを抑えながら効率の良い加速が得られるリフトリミッター、車体のバンク角と車輪の回転数に応じて後輪の駆動力をコントロールし、最適な加速ができるようトルクを制御するロールトルクコントロールの3つの機能を持つ。7段階+オフのレベルから選択可能。
- アクティブダンピングコントロール(AD):電子制御サスペンションの減衰量を調整する機能。4つのモードから選択できる。
- ABS(アンチロックブレーキシステム):ブレーキング時にタイヤがロックしないようにブレーキ圧力を制御するシステム。
- MTBS(モーショントラックブレーキシステム):コーナーに傾いたときにもABSを作動させることができるシステム。
- QSS(クイックシフトシステム):クラッチレバーを操作せずにシフトチェンジができるシステム。上下両方向に対応しています。
- CC(クルーズコントロール):設定した速度を一定に保つことができるシステム。速度は10km/h刻みで調整できます。
このように、S.I.R.S.は、GSX-S1000GXの走行性能や快適性を高める多彩な機能を提供します。ライダーは、自分の好みや走行状況に合わせて、最適なモードやレベルを選択できます。
製品概要 | GSX-S1000GX | 二輪車 | スズキ (suzuki.co.jp)
2. スズキアドバンスドエレクトロニックサスペンション(SAES)
スズキアドバンスドエレクトロニックサスペンション(SAES)は、スズキの二輪車として初めて採用された電子制御サスペンションです。これは、速度や路面状況、ブレーキ操作による車両の姿勢変化に応じて、自動的にサスペンションの減衰量やプリロードを調整してくれるシステムです。
このシステムのおかげで、GSX-S1000GXは、様々な走行条件に対応できます。例えば、高速道路では快適性を高めるためにサスペンションを柔らかくし、ワインディングではスポーティな走りを楽しむためにサスペンションを硬くするといった具合に、自動で最適なセッティングに変化します。
また、サスペンションの設定は、4つのモードから選択することもできます。Aモードは、スポーツ走行に適したモードで、サスペンションが硬めになります。Bモードは、ツーリング走行に適したモードで、サスペンションが柔らかめになります。Cモードは、オフロード走行に適したモードで、サスペンションのストローク量が増えます。Dモードは、自分でカスタマイズできるモードで、サスペンションの減衰量やプリロードを自由に調整できます。
製品概要 | GSX-S1000GX | 二輪車 | スズキ (suzuki.co.jp)
製品概要 | GSX-S1000GX | 二輪車 | スズキ (suzuki.co.jp)
このように、SAESは、GSX-S1000GXの走行性能を大きく向上させる画期的なシステムです。スポーツ走行もツーリングも、一台で楽しめるのがGSX-S1000GXの魅力です。
価格
「GSX-S1000GX」のメーカー希望小売価格は、消費税10%込みで1,991,000円(消費税抜き1,810,000円)です。
この価格帯では、電子制御サスペンションや電子制御システムなどの先進的な装備を備えたクロスオーバーバイクは他にありません。スズキは、このバイクを「スポーツとツーリングの両方を楽しめる究極のバイク」としていますが、そのコンセプトに見合った価格設定と言えるでしょう。
まとめ
「GSX-S1000GX」は、スポーツツアラーとアドベンチャーを融合させた、スズキの新たなカテゴリーのバイクです。スポーツ走行も長旅も存分に楽しめる、至高のスポーツクロスオーバーというコンセプトで開発されました。
その魅力は、以下の3つのポイントにまとめられます。
- スズキ初の電子制御サスペンション「SAES」を搭載し、様々な走行条件に自動的に対応する高い走行性能と快適性を提供する。
- 高性能なエンジンと電子制御システム「S.I.R.S.」を搭載し、出力特性やトラクションコントロールレベル、ブレーキシステムなどを自在に調整できる多彩な機能を提供する。
- スタイリッシュで機能的なデザインと装備を採用し、スポーツバイク並みの性能を体現したアグレッシブな外観と、ツーリングでの快適性を追求したアップライトな乗車姿勢をモダンに組み合わせた。
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