
こんにちは
ブログ管理人のまさぴよです



トライアンフの新型400㏄バイク、スクランブラー400XCを
紹介するよ
トライアンフ スクランブラー400 XCの背景
トライアンフは、長年にわたりスクランブラーというジャンルにおいて、確固たる地位を築いてきました。その歴史は古く、1950年代にはすでにオフロード走行を意識したモデルを市場に投入しています。特に、映画「大脱走」でスティーブ・マックイーンが駆った「TR6Rトロフィーバード」は、その後のスクランブラー人気を不動のものとしました。近年では、排気量の大きいモデルが主流でしたが、より多くのライダーがスクランブラーの楽しさを体験できるよう、ミドルクラスとして開発されたのがこのスクランブラー400 XCです。エントリーモデルでありながらも、トライアンフの伝統と最新技術が融合した一台として、多くの注目を集めています。
トライアンフが放つ新型モデル、スクランブラー400 XCは、その名が示す通り、都市での快適な走行から荒れたオフロードまで、あらゆるシーンに対応する汎用性の高いバイクです。
今回は、この注目のモデルがどのような魅力を持っているのか、その背景から詳細なスペックまで掘り下げていきます。


トライアンフ スクランブラー400 XCのデザイン
スクランブラー400 XCのデザインは、トライアンフの伝統的なスクランブラースタイルを継承しつつも、現代的な解釈が加えられています。目を引くのは、クラシックな丸型ヘッドライトと特徴的なハイマウントツインエキゾーストパイプ。これは、昔ながらのスクランブラーの雰囲気を色濃く残しつつ、洗練された印象を与えます。
さらに、スクランブラー400 XCならではのオフロードテイストが随所に散りばめられています。フロントフェンダーは高く設定され、ナックルガードとヘッドライトグリルが標準装備されています。これにより、未舗装路での走行性能を向上させるだけでなく、タフでアドベンチャー志向の強いイメージを強調しています。全体的に力強く、それでいてどこか品格を感じさせるデザインは、まさに「英国紳士」といった佇まいです。
トライアンフ スクランブラー400 XCのスペック
スクランブラー400 XCの心臓部には、新開発の398cc水冷単気筒DOHCエンジン「TRシリーズ」が搭載されています。このエンジンは、最高出力40PS(29.4kW)/8,000rpm、最大トルク37.5Nm/6,500rpmを発揮し、低回転域から高回転域までスムーズかつパワフルな加速を実現します。特に、日常使いからツーリング、そしてオフロード走行まで、あらゆるシチュエーションで扱いやすいトルク特性が魅力です。
車体は、スチール製ペリメーターフレームを採用し、優れた剛性と軽さを両立。車両重量は185kgと軽量で、取り回しの良さも特筆すべき点です。シート高は835mmとやや高めに設定されていますが、これはオフロードでの足つきの良さと深いバンク角を確保するためです。
項目 | スペック内容 |
エンジン | 398.15cc 水冷単気筒DOHC 「TRシリーズ」 |
最高出力 | 40PS (29.4kW) / 8,000rpm |
最大トルク | 37.5Nm / 6,500rpm |
車両重量 | 186kg |
シート高 | 835mm |
フレーム | スチール製ペリメーターフレーム |
フロントサスペンション | 43mm倒立式ビッグピストンフォーク (WP製) / トラベル量150mm |
リアサスペンション | モノショックRSU (WP製) / トラベル量150mm |
フロントタイヤ | 100/90-19 (メッツラー KAROO STREET) |
リアタイヤ | 140/80-17 (メッツラー KAROO STREET) |
電子制御 | ライド・バイ・ワイヤ・スロットル、トラクションコントロール、切り替え式ABS、USB充電ソケット |
トライアンフ スクランブラー400 XCの電子制御
最新のバイクらしく、スクランブラー400 XCには先進の電子制御システムが搭載されています。
- ライド・バイ・ワイヤ・スロットル(電子制御スロットル): スロットル操作に対するレスポンスを最適化し、スムーズな加速とエンジンブレーキを実現します。
- トラクションコントロール: 後輪の滑りを検知し、エンジントルクを制御することで、悪路での安定した走行をサポートします。必要に応じてオフにすることも可能です。
- ABS(アンチロック・ブレーキング・システム): 急ブレーキ時や滑りやすい路面でのタイヤロックを防ぎ、安全な停止を支援します。特にスクランブラー400 XCでは、オフロード走行に特化した切り替え式ABSを採用しており、リアABSをオフにすることで、オフロードでのより自由なブレーキングが可能になります。
- USB充電ソケット: 利便性を高めるため、メーター付近にUSB充電ソケットが標準装備されており、スマートフォンなどの充電に役立ちます。
これらの電子制御は、ライダーの安全性と快適性を高めるだけでなく、様々な路面状況下でのスクランブラー400 XCのパフォーマンスを最大限に引き出すのに貢献しています。
トライアンフ スクランブラー400 XCのサスペンション・タイヤ
スクランブラー400 XCは、その名に恥じない本格的な足回りも魅力です。
- サスペンション: フロントには43mm径の倒立式ビッグピストンフォーク(WP製)、リアにはモノショックRSU(WP製)が採用され、前後150mmの十分なトラベル量を確保しています。これにより、舗装路での快適な乗り心地はもちろんのこと、荒れた路面での優れた路面追従性と衝撃吸収性を発揮します。
- タイヤ: フロント19インチ、リア17インチのキャストホイールに、メッツラーのブロックパターンタイヤ「KAROO STREET」が装着されています。このタイヤは、オンロードでのグリップ力とウェット性能を確保しつつ、オフロードでのトラクション性能も両立しており、スクランブラー400 XCのキャラクターに最適です。
これらの組み合わせにより、スクランブラー400 XCは、都市での軽快な走りから、ワインディングでのスポーツ走行、そして林道でのオフロード走行まで、幅広いシーンで安定したパフォーマンスを発揮します。
まとめ
トライアンフ スクランブラー400 XCは、トライアンフの伝統と現代技術が見事に融合した、意欲的なミドルクラススクランブラーです。クラシックなスクランブラースタイルを継承しつつ、新開発のパワフルなエンジン、先進の電子制御、そして本格的な足回りを備えることで、都市での日常使いから、週末のツーリング、そして時にはオフロードへと、ライダーの冒険心を掻き立てる一台となっています。
「どこへでも行ける」というスクランブラーの魅力を、より多くのライダーに届けるために生まれたこのモデルは、きっとあなたのライディングライフを新たな次元へと導いてくれるでしょう。
スクランブラー400 XCで、あなたはどんな冒険に出かけたいですか?
コメント