こんにちは
ブログ管理人のまさぴよです
モーターサイクル用ヘルメットの規格についておさらいするよ
モーターサイクル用ヘルメットとは?
モーターサイクル用ヘルメットは、モーターサイクル(オートバイやスクーター)の運転時に着用する保護具です。主に頭部を保護し、事故や衝突時の頭部へのダメージを軽減するために使用されます。
バイク用のヘルメットは規格をクリアしていないと違反なの? バイクに乗車するにはヘルメットを被らないと違法になることを知らない人はいないと思います。当たり前ですね。 ヘルメットを販売している業者は 「SGマーク/JIS規格の無…
ヘルメット規格
日本の公道を走行するためには、特定の安全基準に適合したヘルメットを着用することが法的に義務付けられています。以下に、公道用ヘルメットの主要な規格について解説します。
JIS T 8133規格
JIS T 8133規格は、日本工業規格(JIS)によるもので、公道で使用するヘルメットの性能基準を定めています。この規格には以下のような試験項目が含まれています:
- 衝撃試験:頭部に対する衝撃吸収性能を評価します。
- 浸透試験:鋭利な物体の貫通に対する耐性を評価します。
- ストラップ強度試験:あごひもの強度と耐久性を評価します。
JIS規格とは
JIS規格(日本産業規格)とは、日本の工業標準化の促進を目的とする工業標準化法(昭和24年)に基づき制定される国家規格です。工業製品の種類、寸法、品質、性能、安全性、それらを確認する試験方法や、要求される規格値などが定められており、その目的は広く国民が安心して高品質な製品を入手できるようにすることだと言えるでしょう。そして当然のことながら、ライダーの頭部を保護するヘルメットにも性能や試験方法が定められています。
JIS規格の特徴と試験方法
日本国内向け製品で取得しているJIS規格では、衝撃吸収性試験、あごひも試験、ロールオフ(回転離脱性)試験、構造試験、耐貫通性試験などが課せられます。なかでも衝撃吸収性試験において同一個所に2回衝撃を加えるほか、突起物に対する耐貫通性能が試されるなど、比較的高い衝突エネルギーに対するシェル剛性と保護性能が要求されるのが特徴です。
<衝撃吸収性試験>
センサーを内蔵した人頭模型にヘルメットを被せ、規格で定められたテスト範囲内の任意の点4か所をそれぞれ2回ずつ、規定のスピード(1回目:7m/sec、2回目:5m/sec)に達する高さ(同250cm、128cm)からヘルメットを落下させ、鋼鉄製のアンビルに衝突させる。鋼鉄製のアンビルの形は、平面状のものと半球状のものがある。
衝突の際、人頭模型に伝わった衝撃加速度と衝撃の継続時間をセンサーで測定する。
PSCマーク
PSCマーク(消費生活用製品安全法に基づくマーク)は、日本国内で流通する消費者製品の安全性を保証するためのマークです。モーターサイクル用ヘルメットにもこのマークが付与されることが求められています。このマークは、製品が安全性に関する法的基準を満たしていることを示します。
レース用ヘルメットの規格
レース用ヘルメットは、公道用ヘルメットよりも高い安全性と性能が求められます。以下の規格が適用されます:
- FIM(国際モーターサイクリズム連盟)規格:レース用ヘルメットの安全性基準を定めています。
- SNELL規格:アメリカのSnell Memorial Foundationが定めるヘルメットの安全基準です。公道用ヘルメットとして直接適用されることは少ないですが、この規格に適合したヘルメットは、非常に高い安全性能を持つとされています。
SNELL規格
JIS規格と並んで広く知られているSNELL規格。これはアメリカのスネル財団という民間の試験機関によって定められている任意の規格で、国が定める強制規格(取得しなければ販売できない規格)ではありません。
スネル財団は、アメリカのピート・スネル氏がカーレース中の事故で命を落としたことがきっかけで設立された団体で、氏の悲劇を教訓に策定されたSNELL規格では、衝撃吸収性試験で他規格よりも高い位置からヘルメットを落下させるほか、JIS規格と同様に同一ポイントに対して2回衝撃を加えるなど、比較的高いエネルギーに対して厳しい試験となっています。
レースへの参加に際しては、各国で定められている規格と共に、このSNELL規格がレース主催団体などによる承認規格として数多くリストアップされています。
一方、JIS規格はSNELL規格では規定のない衝撃加速度の継続時間を定めるなど、SNELL規格とは異なった試験内容となっており、比較的軽量化が可能という点などを含め、総合的な安全性能においてSNELL規格に勝るとも劣らない優れた規格です。世界的に見ると、SNELL規格が「高いシェル剛性を求める規格」であるのに対して、ヨーロッパECER22/05規格は「ヘルメットをクラッシャブルな構造として、中の頭を守る」という考え方から生まれた規格。そして双方の中間的なJIS規格は柔と剛を併せ持つ優れた規格であるといえます。
高速度のレースを前提として作られたSNELL規格の強度を実現するためには、ヘルメットはある程度重くならざるを得ません。一般使用における頭部の運動性や事故の際の頸部への負担を考慮するとその重量が不利になる場合もあり、必ずしもあらゆる状況でSNELL規格が万能というわけではありません。
まとめ
モーターサイクル用ヘルメットは、公道での安全性を確保するために重要な役割を果たしています。公道用とレース用の規格が異なり、それぞれの用途に適したヘルメットが存在します。適切なヘルメットを選ぶことで、安全なライディングを楽しむことができます。
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