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ブログ管理人のまさぴよです



ついに発売が正式発表されたホンダ・CB1000Fについて紹介するよ
ホンダ新型「CB1000F」「CB1000F SE」とは?
本日2025年10月10日、本田技研工業(ホンダ)は、待望の新型ロードスポーツモデル「CB1000F」および上級モデル「CB1000F SE」を正式に発表しました。
このモデルは、2020年にコンセプトモデルとして発表され大きな話題を呼んだ「CB-F Concept」の市販版と位置づけられ、長年にわたりファンが待ち望んでいた一台です。ホンダの伝統ある「CB」の名を受け継ぎ、かつての名車「CB750F」を彷彿とさせるスタイリングと、現代の最新技術を融合させたネオレトロカテゴリーのニューモデルとなります。
CB1300スーパーフォアシリーズが生産終了となった今、ホンダの新たなリッタークラス直列4気筒ネイキッドとして、市場で絶大な人気を誇るカワサキ・Z900RSの強力なライバルとなることが確実視されています。伝統の継承と最新技術の融合が、新たなファンライドの世界を切り開きます。
デザイン
CB1000Fのデザインは、まさに「現代に蘇ったF」。1970年代後半から80年代にかけて一世を風靡した「CB750F」や「CB900F」が持つ、流麗かつ力強い「ストリームライン」を現代的な解釈で再構築しています。
サイドカバーからテールカウルにかけて一体感のあるライン、絶妙なボリューム感を持つ燃料タンクは、紛れもなく往年の”F”の血統を感じさせます。一方で、灯火類は全てLEDを採用し、倒立フロントフォークやラジアルマウントキャリパーが足元を引き締め、モダンで高性能なマシンであることを主張しています。
カラーリングは、まさにCB750Fの象徴ともいえるブルーストライプをあしらった「ウルフシルバーメタリック(ブルーストライプ)」・「ウルフシルバーメタリック(グレーストライプ)」と、精悍な「グラファイトブラック」の3色展開。
上級モデルの「CB1000F SE」は、「ウルフシルバーメタリック(ブルーストライプ)」のカラーリング、ヘッドライトカウルなどを装備し、所有感をさらに高める豪華仕様となっています。
安全装備
CB1000Fは、スーパースポーツモデル譲りのパワフルなエンジンを搭載するだけでなく、ライダーをサポートする最新の電子制御技術も搭載しています。
- ABS(アンチロック・ブレーキ・システム): 前後輪に標準装備。急ブレーキ時や滑りやすい路面でのタイヤロックを防ぎ、安定した制動力を確保します。
- HSTC(ホンダセレクタブルトルクコントロール): いわゆるトラクションコントロールです。路面状況に応じて後輪の駆動力を最適化し、スリップを抑制。特に滑りやすい路面やコーナリングの立ち上がりでライダーに安心感をもたらします。介入レベルの調整も可能で、ライダーの好みやスキルに応じたセッティングが楽しめます。
- アシスト&スリッパークラッチ: クラッチレバーの操作を軽くするとともに、急なエンジンブレーキによる後輪のホッピングを抑制。長距離ツーリングでの疲労軽減と、スポーティーなライディングでの安定性に貢献します。
- ライディングモード: 出力特性、HSTC、エンジンブレーキのレベルを統合制御するライディングモードを搭載。「SPORT」「STANDARD」「RAIN」など、走行シーンに合わせて最適な設定を瞬時に選択可能です。
これらの先進的な安全装備により、ライダーはマシンの高いポテンシャルを安心して引き出し、市街地からワインディング、高速道路まで、あらゆるシーンでファンライドを満喫できます。
スペック、価格を表にまとめる
主要諸元 | CB1000F | CB1000F SE |
発売日 | 2025年11月14日 | 2026年1月16日 |
メーカー希望小売価格(税込) | 1,397,000円 | 1,595,000円 |
エンジン | 水冷4ストロークDOHC4バルブ直列4気筒 | ← |
総排気量 | 999cc | ← |
最高出力 | 91kW (124PS) / 9,000rpm | ← |
最大トルク | 103N・m (10.5kgf・m) / 8,000rpm | ← |
燃料タンク容量 | 16L | ← |
変速機 | 常時噛合式6段リターン | ← |
全長×全幅×全高 | 2,135mm × 835mm × 1,125mm | 2,135mm × 835mm × 1,170mm |
シート高 | 795mm | ← |
車両重量 | 214kg | 217kg |
タイヤ(前) | 120/70ZR17M/C | ← |
タイヤ(後) | 180/55ZR17M/C | ← |
ブレーキ(前) | 油圧式ダブルディスク | ← |
ブレーキ(後) | 油圧式ディスク | ← |
まとめ
ついにベールを脱いだ新型「CB1000F」と「CB1000F SE」。それは単なる懐古趣味のバイクではなく、ホンダが誇る直列4気筒エンジンの伝統と最新技術を高次元で融合させた、新時代のロードスポーツモデルです。
扱いやすさと高揚感を両立させたエンジン、往年のファンも納得のデザイン、そして現代のライダーが求める安全性と快適性を備え、まさに死角のない一台と言えるでしょう。
特に、139万7000円からという戦略的な価格設定は、絶対王者カワサキ・Z900RSの牙城を崩すためのホンダの本気度が伺えます。
来る10月29日から開催される「Japan Mobility Show 2025」での実車展示も決定しており、その注目度はますます高まることでしょう。リッターネイキッド市場に新たな歴史を刻む一台、その登場から目が離せません。
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